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安定感の高い良い事務所。依頼者側からはありがたい。
ただ、この事務所に限らず中規模事務所全般だと思うが、最近は伸び悩んでいる印象。若手のうちの待遇が長年変わっていないらしいので、インフレ下では四大や外資との待遇差が拡大していくのではないか。これからも良い事務所でいてくれるよう踏ん張って頂きたい。
少し前の話だけど、ある外資系グローバル企業は、各法域の法律事務所について独自にランキングを作っているそうで、こちらは日本市場でTier 3だと教えてもらった。この種のランキングは実態を表していないと思うことが多いけど、結構よく当たっているのではないかと思う。
事務所の戦略としては、たぶんフォロワー戦略をとっている。四大(五大)や米英系ファームが開拓したところに入っていき、模倣するというやつ。古くはM&A、少し前だと不祥事の第三者委員会が典型的で、それなりに上手くいっているのではないかと思う。
相対的なものではあるけれど、この訴訟はどう戦いましょうかとか、この事業をどう契約書に落とし込みましょうかというようなことよりも、てにをは的にミスのない文書を作る能力が重視されていると思う。キャリア戦略という面では、自分自身を顧客にアピールしなければならない年次(10年目くらい)になったときに、フックを作りにくいのでしんどくなると思う。ただ、丁寧な仕事は間違いなく身につくし、法律事務所にしてはサラリーマン的なふるまい方も身につくので、インハウスに転身するのは結構楽なのではないか。
新卒採用では、人気に対して採用人数が少ないのもあって、学歴的に毛並みのいい人が採用されがち。新しく何かを開拓するような山っ気のある人はあまり向いていないと思う。
そういえば、あるパートナーは、日本の法科大学院での教育なんて無駄と考えている一方で、自分自身の米国の留学経験については誇らしげに語っていて、どう整合性とっているのかなと思ったことはある(大概の大手事務所のシニアパートナーはそんなもんなんだろうけど)。
予備最終合格から1ヶ月以内に説明会が開始され、zoom説明会ではグループセッションに分かれて弁護士1名対就活生5、6人で分かれて質疑応答の機会を与えられる。
個別訪問等が進まれ、予備合格から2、3がヶ月後には内定が出ると考えても良い。
司法試験後にも説明会を行っているが、ほぼ既に予備組で内定者が埋まってる状態である可能性が高く、あんまり積極的な採用活動を行ってるようには見えない。
こういった名門系はあくまでもマッチの問題であるものの、1回目の個別訪問によばれるのはおそらく予備上位合格者であることが多く、その基準を満たさないと相性チェックの機会すら与えられない。なので、名門系を目指されてる方は、学部予備・予備上位合格を目指していくことが有効であると考えられる。(このフィルターは四大並みであると考えられ、その上で相性マッチまで求められるから、かなり入所難易度は高いと言えるだろう)
この人優秀だな〜って人が桃松の内定者だった
企業から見て最も当たり外れが少ない、安定感抜群の事務所です。
人柄も人当たりがよく、中で働く分にも働きやすそう。