Lawyer’s INFO 立ち上げの想い

Lawyer’s INFOをご覧いただいているみなさま、いつもありがとうございます。

2019年12月にLawyer’s INFOを立ち上げてまだ1か月程度しか経っていませんが、おかげさまで予想以上の反響をいただいており、嬉しい限りです。

今回は、改めてLawyer’s INFOを立ち上げた想いを書いてみようと思います。


【想い①:
弁護士の就活・転職の際の情報格差を解消したい】


一般企業の就職・転職活動については、ここ数年で多くの口コミサイトや就職支援サイトが誕生し、明らかに情報の非対称性は解消されてきています。

一方で、弁護士の就職・転職活動では、未だに情報を得る手段が少なく、インターンを行っている法律事務所を除けば、ほとんど有益な情報を入手できないのが現状です。
実際、求人情報には待遇すら記載されていないことも多く、この業界特有の慣習が残っていると感じていました。

特に、弁護士としてのキャリアをどこでスタートさせるかは、その後のキャリアを左右する程の大きな決断です。
それなのに、その重要な意思決定に役立つ情報が少なく、その結果不幸なミスマッチが生まれている状況を目にしてきました。

情報さえあればもっと自分に合う事務所を見つけられたかもしれないのに、情報が得られなかったばかりに、入った事務所をすぐに辞めてしまう。

これは、採用される側にとっては勿論、採用した事務所にとっても大きな損失になってしまいます。
採用には少なからぬ労力とコストがかかっているからです。

就職・転職時に各事務所のリアルな情報が手に入れば、少しでもこのようなミスマッチを減らせるのではないかと思い、Lawyer’s INFOを作りました。

 

【想い②:大手以外にも良い事務所があることを知って欲しい】


最近、特に新卒時の就職市場において、四大・五大を中心とする大手法律事務所の人気が高まっているように感じます。

大手法律事務所はもともとブランド力がある上に、もっとも採用に時間とお金をかけているので、これはある意味当然の結果でもあります。

また、大手事務所に人気が集中するのは悪いことではありません。
大手事務所に入れば、高い報酬、弁護士としての経験、転職市場での評価、人脈など他の事務所では得られないメリットをたくさん得られるからです。
私自身、最初に大手事務所に入ったことで多くのメリットを享受できた実感がありますし、採用してくれた事務所には今でも感謝しています。

一方で、大手法律事務所はその分弁護士に求めるものも多く、他の事務所と比べて激務であることは間違いありません。

自ら覚悟をもって大手法律事務所に入ることはもちろん素晴らしいことですが、
 「他にもっと魅力的な事務所を知らないから」
 「とりあえず一番最初に内定をくれたから」
「他の事務所よりはなんとなく大手の方が安心だから」
といった、いわば消去法によって大手事務所を選んでいる人も多いのではないかと思います。

大手以外の情報が得られない現状では、多くの人が消去法的に大手を志望するのはやむを得ないことです。
しかし、そのような理由で大手を選び、入所後に苦しむ若手弁護士もたくさん見てきました。

大手事務所も素晴らしい事務所ですが、大手以外にも素敵な事務所はたくさんあります。
中には、大手よりも他の事務所の方が合っている人だっているはずです。

Lawyer’s INFOは、就職・転職活動の際に、これまで知らなかった素晴らしい事務所を発見できる場所になれば良いなと思っています。

 

【想い③:弁護士業界を盛り上げたい】


少し大きな話になりますが、最近では、司法試験の受験者数の減少や、弁護士の収入減少など、弁護士業界にとって嬉しくないニュースが多くなってきました。

しかし、私は、弁護士という職業はまだまだ魅力のあるものだと思っています。
仕事のやりがいだけでなく、ビジネスとしてもまだまだチャンスのある業界だと思っています。
それなのに、弁護士という職業の人気がなくなっているのは残念でなりません。

Lawyer’s INFOでは、弁護士業界特有の情報格差を是正することで、多くの弁護士がより良いキャリアを選択できるようになり、その結果楽しそうに働く弁護士が増えることを目標にしています。
楽しそうに働く弁護士が増えれば、結果的に、弁護士業界全体が少しずつ明るくなり、盛り上がっていくと信じています。

 

まだまだ、サイトとしても運営としても至らない点が多数あることは重々承知しています。
これから時間をかけて、もっともっと有益なサイトにしていこうと思っているので、これからもご利用いただければ幸いです。

Lawyer’s INFO運営代表 岩﨑 祥大

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